入浴中の急死は、毎年1万9000人にも!――「お風呂白書2018年」
きびしい冬将軍の到来で身体が冷え込みがちではありませんか?
この時期は毎晩お風呂に入って、身体をゆっくり暖めて寝たいもの。しかし、冬場の入浴は油断大敵です。厚労省の調査によると、わが国での入浴中の死亡事故者は毎年1万9000人にものぼるといいます。ちなみに毎年の交通事故による死者は、約3700人(警察庁調べ)なのでその5倍もの多さです。なかでも、家庭の浴槽内での溺死者数はこの10年で約7割も増加し、そのうちのなんと9割が65歳以上の高齢者というデータがでています。
人生100年時代の「元気な高齢者向け住宅」が続々と提供されています
昨今、高齢者人口や高齢者のみの世帯数が急速に増加しています。
30年後の2050年頃には、男性の平均寿命が84歳、女性が90歳まで伸長する「人生100年時代」の到来が見込まれるほど、60歳以上のシニア世代層に新たなライフステージが生まれつつあります。この新たなライフステージの暮らしにマッチした元気な高齢者に対して、より自分らしい豊かな暮らしを実現していくための新しい住宅の提供が続々とお目見えしています。今回は、こうした元気な高齢者向けの住まいのサービス動向を追ってみました。