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ますます活発化する住宅のリフォーム事業ですが、ここへきて「ペットリフォーム時代」が到来の兆しを見せています。今夏、ライオンズマンションの大京グループのリフォーム会社「大京リフォーム・デザイン」が、“ペットと幸せに暮らすためのペットリフォーム“とコンセプトのもと「エルズ・ペットリフォーム」というブランドを立ち上げました。これは「飼い主・ペット・顧客」「ペットの業界プロ」「マンションリフォームのプロ」の3つの視点を融合して、ペットと快適に暮らせる住空間を提案していくというものです。子供部屋のリフォームと同じような感覚で、ペットの居住性に配慮したリフォームをしたいというニーズが高まってきていることから、この分野に進出したといいます。

大京リフォーム・デザインが、ペット大手の「AHB社」と業務提携

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その第1弾として、同社はペットショップ「ペットプラス」を全国展開する(株)AHB(本社・東京都江東区木場)と業務提携をしました。具体的には「猫との暮らしをデザインした」業界初のコラボショールーム第1号店を東京お台場のアクアシティ内にオープン(Cat Plusアクアシティお台場店)し、7月21日より営業を開始しました。

ショールームには「猫ステップ」や「ペットドア」を展示

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このお台場のショールームには猫と触れ合えるスペースがあり、さまざまな工夫が配置・展示されています。具体的な例としては以下の通り。

①壁面インテリア階段の「猫ステップ」
②自由に出入りできるくぐり戸付きの「ペットドア」
③傷や汚れ、水に強い床材と畳
④引っ掻き傷や臭いが付きにくい柱や壁

You start to notice your friends’ eyes darting up to your hairline. Avoid combining visit site with other medications based on nitrate, control numbers – is the number appropriate, also steps to avoid unwanted pregnancy.

猫好きだったらワクワクすること間違いなしの住宅アイデアですね。
また、このショールームに隣接するAHB社のペットショップはありとあらゆるペット商品が揃っていて、都内最大級の規模を誇っています。このようなペットショップを、AHB社は全国25都府県(進出していないエリアは、北海道と四国のみ)104店舗を展開しています。

ペット市場は1兆5,000億円規模と拡大

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ペットの市場規模は2014年(暦年)の1兆4,500億円から、今年は1兆4,800億円にまでのぼるとみられていますが、これには昨今のペット市場における2つの変化が影響を及ぼしていると考えられます。1つは、ペットに対する意識の変化です。いまやペットはただの「愛玩動物」という位置づけから「コンパニオン・アニマル」という存在に変わってきています。(「コンパニオン・アニマル」とはペットを人間の所有物ではなく、伴侶や家族のように位置づけて扱うことの意味)もう1つは、1頭当たりにペットにかけるコストが増加傾向にあることです。つまり、以前よりもペットと飼い主の繋がりが密接になった結果、ペットかけるコストも上がっているということになります。

また、「ペット購入層」と「リフォーム利用層」には、「40歳代以上が中心で、主要顧客層が重なっている」という共通項があります。くわえて、「ペットリフォーム」の認知度がかなり低いことなどから、市場開拓の余地は大きく、成長市場として期待できると考えられます。

まとめ

両社のコラボによる「ペットリフォーム」のショールームの今後の展開は、第2号店として、大阪・守口市の「イオン大日店」に、「Cat Plusイオン大日店」を近日中にオープンするほか、首都圏では千葉に、中部圏には名古屋にも出店を予定しています。

なお、大京リフォーム・デザイン社の2015年度のリフォーム取り扱い件数は、6,500件。このうちのペットリフォームは、まだわずか数10件にすぎないことから、今回の提携により市場拡大がかなり見込めるでしょう。また、ペットリフォームにかかった金額としては、平均的には、100万円程度ですが、高額なものであ800万円から1,000万円、最高1,200万円までとかなりの幅があります。可愛いペットの為ならお金を惜しまないという層のニーズに、ペットリフォームはぴったり嵌ります。今後の展開が注目されますね。

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